1歳、2歳クラスを担当している保育士にとってトイレトレーニングは欠かせないですよね。
今回は、トイレトレーニングの導入におすすめの絵本『トレトレ トイレ』を紹介します。
この絵本を読み終えて私は「もっと早くこの絵本に出会いたかった~!!」と感じました。
それくらいトイレトレーニングを始める時にピッタリな絵本です。
これからトイレトレーニングを始める保育士さんはぜひ読んでみてくださいね!
絵本『トレトレ トイレ』
出版社:大日本図書
作・絵:うえだ しげこ
発行日:2021年04月20日
『トレトレ トイレ』のあらすじ
「トレトレ トイレにいらっしゃーい!」
トイレのキャラクター『トレトレ トイレ』がトイレに興味を持った男の子に、
トイレでは何をするのか、トイレットペーパーの使い方などを教えます。
パパもママもトイレに行っていることに気づいた男の子はトイレでおしっこをしてみたくなりました。
トイレに座ってみたけれど、「あれっ でない」「なんで でないの?」
なかなかトイレでおしっこが出なくて泣き出してしまいました。
男の子はトイレでおしっこできるかな?
『トレトレ トイレ』のおすすめポイント
トイレって慣れていないと、入ることを怖がる子もいますよね。
でも、『トレトレ トイレ』に出てくるトイレのキャラクターはとてもやさしく描かれていて親しみが湧きます。
登場人物の男の子も始めは「まだまだおむつがいいの」とトイレへ入ろうとしません。
でも、段々と「トイレでおしっこしてみたい」とやる気が出てきました。
トイレに座っても、始めは上手く出ない様子も描かれていて「始めから上手くいかなくてもいいんだよ」と子どもを励ます内容になっています。
私が印象的だったのは、なかなかおしっこが出なくて悲しくなったり「もういやだ!」と怒る子どもの心情が描かれているページです。
大人もつい焦って進めようとしてしまいますが、焦らず子どもの気持ちに寄り添いながら進めることが大切だと気づかせてもらいました。
そして、トイレでおしっこが出てすっきりした男の子がとても良い表情で描かれているところも魅力的です。
『トレトレ トイレ』の保育への活かし方
トイレに興味を持ち始めたり、オムツにおしっこが出たことを自分から知らせるようになった頃に読んであげると良いでしょう。
トイレトレーニングへの導入としてとても役立つ1冊になっています。
お兄さん、お姉さん達がトイレへ行っているのを見て興味はあるけれど「ちょっと怖そうだな」「トイレでおしっこできるのかな」と不安に思う子もいるかもしれません。
『トレトレ トイレ』は、トイレ自体が可愛らしいキャラクターで描かれているのでこの絵本を読むとトイレを親しみやすく感じられるはずです。
トイレは何をするところなのか、トイレットペーパーはどうやって使うのか教えてあげる際にも読んであげるといいですね!
『トレトレ トイレ』を読んで楽しくトイレトレーニングを!
可愛らしい絵で、トイレについて分かりやすく描かれている絵本『トレトレ トイレ』を紹介しました。
トイレのキャラクターがとてもやさしく教えてくれるので、子どももトイレへの親しみが湧いてくるでしょう。
保育士や保護者にとっても、焦らず気長にトイレトレーニングを行う大切さに気づかせてくれるそんな1冊でした。
ぜひ、子どもがトイレに興味を持ち始めた時期に読んでみてくださいね。