ひな祭りは、女の子の健康と幸せを願ってお祝いする日です。
ひな祭りをテーマにした絵本では、ひな人形を飾る由来やひな祭りの意味がわかりやすく描かれています。
この記事では、ひな祭りがテーマのおすすめ絵本を15冊紹介します。
ぜひ園でのひなまつり行事の導入や、由来を伝える際に参考にしてくださいね。
『もりのひなまつり』
出版社:福音館書店
作・絵:こいで やすこ
発行日:2000年02月
『もりのひなまつり』のあらすじとおすすめポイント
小さな森にねずみばあさんが住んでいました。
ある日、のねずみ子ども会から森のひな祭りに誘われ、ねずみばあさんはひな人形を持って参加することにしました。
森のひな祭りでは、おひな様と森の動物達が歌ったり踊ったり楽しく過ごしました。
そして帰ろうとした時、雪が降り始めました。
雪の中、家に戻ったおひな様達は汚れてしまいました。
さあ、大変!ねずみばあさんはどうするのでしょう?
のはらのひなまつり
出版社:金の星社
作:神沢 利子
絵:岩村 和朗
発行日:1980年10月
『のはらのひなまつり』のあらすじとおすすめポイント
ともこが作っていた色紙のおひな様が、動物達のところへ飛ばされていきました。
こっそり見ていると、ともこが作ったおひな様が着物を着せられて飾ってありました。
ひなまつりの楽しい情景が伝わる温かな描写の絵本です。
巻末には、たんぽぽびなの作り方が載っているのでぜひ作ってみてくださいね。
『おいしいおひなさま』
出版社:ほるぷ出版
作:すとう あさえ
絵:小林 ゆき子
発行日:2018年02月
『おいしいおひなさま』のあらすじとおすすめポイント
きょうはひなまつり。
ねずみちゃん、りすちゃん、うさぎちゃん、たぬきちゃんは、おひな様を作って見せ合うことに。
何だかおいしそうなおひな様ができそうな予感。
みんなどんなおひな様を作るのかな?
低年齢児にも分かりやすく描かれている絵本です。
日本の伝統をやさしく伝える絵本はじめての行事絵本シリーズ。
『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』
出版社:教育画劇
作:瀬尾七重
絵:岡本 順
発行日:2001年
『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』のあらすじとおすすめポイント
熱が下がらない妹を看病する三郎次。
ある日妹が大切にしていた木切れの人形が、いかだを作るよう三郎次に頼んできたのです。
言われた通り、いかだを作って木切れの人形を川に流すと妹の熱はすっかり下がったのでした。
子どもには、なじみの薄い「流しびな」について物語を通して分かりやすく伝えている絵本です。
『ひなまつりルンルンおんなのこの日!』
出版社:文溪堂
作:ますだ ゆうこ
絵:たちもと みちこ
発行日:2012年02月17日
『ひなまつりルンルンおんなのこの日!』のあらすじとおすすめポイント
ひな祭りの日、ゆずちゃんの家に飾られたおひな様達。
ゆずちゃんが出かけてしまうと、おひな様がネコに乗って外に飛び出して行きました。
慌てて追いかけるおだいり様達。
おひな様は無事に帰って来られるかな?
ひな祭りの由来や、親子で楽しめる料理レシピも書かれています。
『わたしのおひなさま』
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出版社:岩崎書店
作:内田 麟太郎
絵:山本 孝
発行日:2005年01月
『わたしのおひなさま』のあらすじとおすすめポイント
ももちゃんがおばあちゃんとおかあさんとおひなさまを川に流しています。
ももちゃんが川に浮かんだお雛様を見送っていると、突然、河童が川からおひな様をつかんできました。
河童の女の子が病気で、おひな様を譲ってほしいと言うのです。
女の子と河童の心温まる不思議なお話です。
流しびなは、飾りびなに比べて子ども達にはあまりなじみがないかもしれませんが、お話を通して分かりやすく伝えていける絵本です。
『おひなまつりの ちらしずし』
出版社:福音館書店
作:平野 恵理子
発行日:2013年02月15日
値段:1,300円+税
『おひなまつりの ちらしずし』のあらすじとおすすめポイント
ちらしずしが大好きなノブ。
今年もひな祭りのちらしずしを楽しみにしていると、お母さんが言いました。
「今年は、なおも一緒に作るのよ」なおネエが作るの?ノブは心配でたまりません。
ちらしずしはおいしくできるかな?
姉と弟の会話がほほえましく描かれています。
物語を楽しみながら料理の基本やちらしずしの作り方が覚えられるおいしさが詰まった絵本です。
『みんなでおひなさま!』
出版社:教育画劇
作:きむら ゆういち
絵:ふゆの いちこ
発行日:1998年
『みんなでおひなさま!』のあらすじとおすすめポイント
くまのまーが大きなおひな様を作っておじいちゃんとおばあちゃんを招待することに。
ところが、せっかく作ったおひな様が風に飛ばされてしまいました。
困っていた、まーのところにくーがやってきていいことを考えました。
くーは動物の仲間と協力してひな祭りの準備を始めます。
しかけ絵本が楽しい低年齢児向けのひな祭り絵本です。
『ひみつ ひみつの ひなまつり』
出版社:講談社
作:鈴木 真実
発行日:2015年02月
『ひみつ ひみつの ひなまつり』のあらすじとおすすめポイント
ある日、えいちゃんがお絵かきをしていると、押し入れからおだいり様が出てきました。
続いて出てきたのは、おひな様。
でもえいちゃんが知っているおひな様とは少し様子が違うみたい。
一体どうしたのでしょう?
えいちゃんとひな人形達のとっても楽しいひみつの時間の始まりです。
親子で楽しむ、季節と行事のよみきかせ絵本。
飾られている時とは違ったひな人形達の姿がとても魅力的です。
『ゆりちゃんのおひなさま』
Kindle Unlimitedに登録すると無料で読めます!
出版社:PHP研究所
作・絵:花山 かずみ
発行日:2016年01月25日
『ゆりちゃんのおひなさま』のあらすじとおすすめポイント
ひなまつりの朝、ゆりちゃんはおひなさまに、お友達を紹介しています。
すると「ガーコさん トコちゃん タマさん……なんて うらやましい」
なんと三人官女が話し出しました。
そこで、ゆりちゃんは三人官女に名前をつけてあげました。
それを見ていたおひなさまが「わらわにも なまえを つけてたもれ」と言いだして……。
色鮮やかな絵がひな祭りの春らしい雰囲気を感じさせてくれる絵本です。
『おひなさまの いえ』
Kindle Unlimitedに登録すると無料で読めます!
出版社:世界文化社
作:ねぎしれいこ
絵:吉田朋子
発行日:2013年02月05日
『おひなさまの いえ』のあらすじとおすすめポイント
真夜中、人形屋から声が聞こえてきます。
「私たちだけ残っちゃったわ」「こうしちゃいられないよ」
売れ残ったおひな様達の声でした。
おひな様達は自分たちが住む家を探しに行くことにしたのです。
おひな様のお家は見つかるかな?
本物の着物の生地が使われているページもあり和を感じられる絵本です。
『ひなまつりセブン』
Kindle Unlimitedに登録すると無料で読めます!
出版社:世界文化社
作:もとした いづみ
絵:ふくだ いわお
発行日:2022年02月01日
『ひなまつりセブン』のあらすじとおすすめポイント
ひなまつりの日に、ひなまつりセブンが空からやってきました。
セブンが、ひな人形のメンバー紹介をすると人形たちも動き出し、ひな祭りが始まりました。
「セブンの行事えほん」シリーズ。
ひな祭りの由来だけでなく、白酒など行事の食べ物についてもよくわかる絵本です。
折り紙で作るセブンのひな人形折り図つきで読んでも作っても楽しめます。
『ひなまつりパーティー はるらんらん』
Kindle Unlimitedでも購入できます! 登録はこちら
出版社:ほるぷ出版
作:すとう あさえ 川島 雅子
絵:山田花菜
発行日:2020年01月23日
『ひなまつりパーティー はるらんらん』のあらすじとおすすめポイント
お料理好きな本屋のままこさん。
ひなまつりなので、「おひなさまのおすし」「はるののはらサラダ」「ひなあられのはるのやま」を子どもたちと一緒に作ります。
親子で簡単に作れるお料理の絵本です。
ひな祭りをおいしく楽しめる1冊になっています。
『ぼくやってみるよ』
出版社:あかね書房
作:寺村 輝夫
絵:いもと ようこ
発行日:1983年
『ぼくやってみるよ』のあらすじとおすすめポイント
ひな祭りのおだいり様役に選ばれた、あかいもんち。
ところが恥ずかしがって逃げてしまいました。
くりのきえんの、ひな祭りはどうなるのでしょう?
照れて逃げてしまうもんちがとてもかわいらしく表現されています。
園でのさまざまな行事をとりあげながら、集団生活の大切さが学べるくりのきえんのおともだちシリーズの1冊です。
『ようかいむらのどきどきひなまつり』
Kindle Unlimitedに登録すると無料で読めます!
出版社:国土社
作・絵:たかい よしかず
発行日:2021年01月27日
『ようかいむらのどきどきひなまつり』』のあらすじとおすすめポイント
ようかいむらでは毎年、誰がひな壇に登るかを決めるようです。
「おひなさまに なりたい 人ー」とのっぺらぼうが声をかけると、砂かけばばあ、おさかべひめの妖怪かべっち、雪女のぶるるが立候補して、3人の対決が始まりました。
おだいり様決めでもようかい達は大騒ぎ。
ひな壇は無事に完成するのでしょうか……?
「ようかいむら」シリーズの9作目。
ユーモラスな妖怪達が活躍する「妖怪ワールド」が楽しめる絵本です。
ひなまつり絵本で由来を楽しく伝えよう
ひな祭りをテーマにした絵本を紹介してきました。
ひな人形と言えば、優雅にひな壇に座っているイメージが強いですね。
しかし、絵本の中のおひな様は動物達と踊ったり家を抜け出したりとてもユーモアあふれる姿を見せてくれます。
普段、なじみが薄い「流しびな」についても絵本を通して触れてみてはいかかですか。
ぜひ、子ども達と絵本の世界のひな祭りを楽しんでくださいね。