てぶくろがテーマのおすすめ絵本10冊

絵本

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冬の訪れとともに手袋が恋しい季節がやってきました。
手袋は、絵本の中でも魅力的な題材として描かれることが多くあります。

温かさや優しさ、時には冒険のきっかけにもなる手袋の物語は、子どもたちの想像力を広げ、大人にも心地よい懐かしさを感じさせてくれます。

本記事では、そんな手袋が登場する絵本をご紹介します!

『てぶくろ』

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出版社:講談社
作・絵:いもと ようこ
発行日:2014年10月

『てぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

寒い雪の日。
うさぎのみみたんは、手が冷たくなって「おねえちゃん、てぶくろを かして!」とお願いしました。一緒に歩いていたおねえちゃんは、片方のてぶくろを貸してあげます。

もう片方の手も冷たくて、おねえちゃんにもう片方のてぶくろもせがみました。
すると、おねえちゃんは……。

いもとさんのやさしい絵にぴったりの心温まるお話です。
実はこのお話、新聞の投稿欄に掲載された実際のエピソードがもとになっているのだそう。
寒い冬の日に大好きな人と手をつなぎたくなる絵本です。

『ぼくのてぶくろ』

『ぼくのてぶくろ』絵本ナビで購入できます

出版社:岩崎書店
作・絵:ふくだすぐる
発行日:2009年11月

『ぼくのてぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

マーくんが家に帰るとお気に入りのてぶくろが片方なくなっていました。
「どこだ どこだ ぼくのてぶくろ」必死に探してもなかなか出てきません。

マーくんは、だんだん悲しくなって、涙が出てきました。
マーくんの大事なてぶくろは無事みつかるかな……?

この絵本を園で読んだら、マーくんが一生けんめい手袋を探している姿を見て、子ども達も一緒になって探してあげていました。
表情豊かに描かれているマーくんの手袋探しをみんなで応援したくなる絵本です。

『さっちゃんのてぶくろ』

出版社:金の星社
作:内田 麟太郎
絵:つちだ のぶこ
発行日:2014年02月

『さっちゃんのてぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

さっちゃんが、なくした手袋を探していると雪の下から「ここから出して」という声が…。
それはなんと、おすもうさんの手袋でした。

自分も手袋なのに「寒いから手袋をしたい」というおすもうさんの手袋をストーブで温めてあげると不思議なことが起こります。
さっちゃんのてぶくろは無事見つかるかな?

手袋が、手袋をはめたがるという愉快なストーリーになっています。
表情豊かな手袋たちにもぜひ注目してください。

『さるのてぶくろ』

出版社:鈴木出版
作:花岡大学
絵:野村 たかあき
発行日:2018年12月10日

『さるのてぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

峠をのぼってきた女の子が、おじぞうさまのそばに、赤い手袋が落ちているのを見つけました。

女の子は、手袋を落とした人が見つけられるようにおじぞうさまの手に手袋をはめて
「この赤い手袋ね、持ち主の人が探しにいらっしゃるまで、おててにはめていてくださいません?」
とお願いしました。

その様子を木の上から見ていた一匹の子ザルは、すてきな赤い手袋が欲しくてたまりません。
おじぞうさまに「その手袋は、わたしが落としたのです。」とうそをついて手袋を自分の手にはめました。

ところが、木に登ろうとしても、手がすべって落っこちてしまいます。
木に登れなくなったのが手袋のせいだとわからない子ザルは……。

表情豊かな子ザルがなんともかわいらしく描かれています。
木版画が使われていることもあり、懐かしくも温かみがある一冊です。

『あかいてぶくろ』

出版社:小峰書店
作:林 木林
絵:岡田 千晶
発行日:2021年10月25日

『あかいてぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

あかいてぶくろのみぎとひだりは、いつでも一緒。
ちびちゃんが雪だるまを作れば、力を合わせて手伝います。

夜になればストーブの前に並んで、また明日ちびちゃんのためにふわふわでいてあげることを約束するのです。

ところがある日ちびちゃんの、みぎのてぶくろがなくなってしまいました。
離れ離れになってしまった、みぎのてぶくろとひだりのてぶくろ。
今頃どうしているだろうかと、お互いを思うのですが……。

表紙の赤い手ぶくろのイラストから、温かさが伝わってきます。
ちびちゃんのあかいてぶくろは、森でも動物たちに大人気。
温かさを感じている動物の表情にも注目したい絵本です。

『もりのてぶくろ』

出版社:福音館書店
作:八百板 洋子
絵:ナターリア・チャルーシナ
発行日:2010年09月

『もりのてぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

きれいな黄色いはっぱが1枚、森の小道に落ちていました。
ねずみ、うさぎ、きつねが順番に通りかかりはっぱに手を乗せましたが自分の手より大きい、と立ち去ってしまいます。

次に現れたくまは、ばしん!と黄色い葉っぱに手を乗せますが「ぼくのてよりずっとちいさいな」と言ってしまいました。
最後にやってきたのは……。

森の自然が細かく描かれているので背景にも注目したくなる絵本です。
落ち葉が増える秋から読み始めても楽しめます。

この絵本を読んだ後に、公園に行って落ち葉拾いを行うのもよいですね。

『あかい てぶくろ』

出版社:講談社
作:いりやま さとし
発行日:2020年11月19日

『あかい てぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

冬のある寒い朝。
あかいてぶくろは、もう片方のてぶくろとはぐれてしまいました。

「すぐに もどってきてくれる」と、始めはじっと待っていましたが、あかいてぶくろは起き上がり、もう片方のてぶくろを探しにいくことにしました。

なかなかもう片方が見つからず、「もう会えないかもしれない」と思ったとき、遠くに赤い手袋を見つけますが……。

道行く人がペアの手袋で表現されていて、ひとりぼっちのあかいてぶくろの孤独さがより際立ちます。
物語の最後は、メッセージ性もあり大人にも響くかもしれません。

『てぶくろ』

出版社:福音館書店
作:エウゲーニー・M・ラチョフ
絵:うちだ りさこ
発行日:2020年01月06日

『てぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

おじいさんは、子犬と森を歩いているうちに手袋を片方落としてしまいました。
そこへ、森の動物たちが次々とやってきて、てぶくろに住んでしまうお話です。

ねずみ、かえる、うさぎ、きつね、おおかみが入ると、てぶくろはぎゅうぎゅうに。
更にいのしし、くまもやってきて……。

1965年に発行されて、長く子ども達から愛されているお話です。
いろいろな動物たちが次々とやってくる繰り返しのストーリーになっているので子どもにもわかりやすいでしょう。

何度か読んでいくうちに、「私はねずみがいい!」「ぼくはかえる」と子どもにお気に入りの動物ができることもありました。
発表会の劇遊びでも取り入れやすいお話です。

『手ぶくろを買いに』

出版社:偕成社
作:新美 南吉
絵:黒井 健
発行日:1988年03月

『手ぶくろを買いに』のあらすじとおすすめポイント

冬のある日、母ぎつねは冷たくなった子ぎつねの手に合う毛糸の手袋を買ってやろうと思いました。
子狐の片手を人間の手にかえ、「かならず人間の手の方を差し出すんだよ」とよく言い聞かせます。

「トントン。このお手々にちょうどいい手袋ください」
と、子狐は間違えて狐のほうの手を出してしまいました。
子狐は無事に手袋を買えるのでしょうか。

1988年に出版された、ロングセラー絵本です。
幻想的で柔らかなイラストと、やさしい文章が印象的で心温まる一冊です。

『だれかさんのかたっぽてぶくろ』

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出版社:ほるぷ出版
作:すずき みほ
発行日:2021年12月21日

『だれかさんのかたっぽてぶくろ』のあらすじとおすすめポイント

お気に入りのてぶくろをして、お姉ちゃんと犬のくんくんとさんぽに出かけた、まこちゃん。
「あのてぶくろなんだろう?」散歩の途中で、かたっぽだけの手袋がひっかけてあるのを見つけました。

原っぱでは、うさぎみたいな形の手袋の落とし物。
誰が落としたのかな……?

冬になると、片方だけの手袋がよく道に落ちています。
子ども達は、お散歩中に「あ!てぶくろだ!」とよく見つけています。

この絵本は、まさに子どもの日常を切り取ったストーリーが描かれている一冊です。

てぶくろの絵本でほっこりあたたかい冬を過ごしてみませんか

手袋をテーマにした絵本は、季節感あふれる物語や温かみのあるストーリーがたくさん詰まっています。

心温まるお話は、子どもたちの感性を育てるだけでなく大人も一緒に楽しめるところが魅力です。
寒い季節の読書タイムに、ぜひご活用ください。

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